×槙の実

不便な環境で育った上に
我が家にはスナックやジュースなどの
ジャンクフードが全くと言っていいほど無かった

両親が共働きだったゆえに
「おやつ」も用意されていなかった

たまに自分たちで本をみながら
小麦粉と卵、砂糖をあわせてホットケーキまがいの
物やドーナツを作ったりした


空腹を満たすためではなく

花の蜜を吸ったり野いちごや木の実を
摘んでは食べたりしていた


美味しい木の実もあれば、そうでないのも…


槙の実






昔はよく食べた思い出がある

美味しいかと聞かれれば、ノーと答えるが
子供の頃はそんなのどうでも良かった気がする

今では嫁ぎ先の庭に植えられている槙の木が
夏の終わりに沢山の実を付ける

それを見るたびに懐かしいあの頃を思い出すが
決して食べようとは思わない




双子ちゃん



今朝、朔太郎（うさぎ）と庭に出て遊んでいて
ふと槙の木を見上げると少し様子が違う

何か、実から出ている

少しグロテスクで私的には衝撃的だった

いや、知っている人には全く普通の光景だろう





青い部分から「芽」

私たちが食べていた赤い部分を養分に芽が出るらしい

意外なほど長いその形状がちょっとイヤだった
しかも枝に付いているのに沢山の実が芽を出している

試しに一粒ちぎって朔太郎が
掘った穴にそっと置いてみた

×さくらんぼ

今年も届きました
KURARIの箱に入れてKURARIの人を待っているのですが

まだ連絡していないので誰も来ません

早くこないとうさぎに食べられてしまいますよ

×蛍の卵 ※食べ物ではありません

先日KURARIに道を尋ねて来られたおじさんがいた

いつも来て頂いているお客様が帰る時、
くみこのお菓子を宣伝してくれたので
道を聞くだけのつもりであっただろうと思われるが
シフォンケーキを1つ買ってくれた

道は簡単に教える事ができ、
おじさんは帰り際にお店の入口脇のミントに
↑のような泡がたくさんついているのを指差し
「カエルの卵」と言った

「泡の中から卵が孵って水の中におたまじゃくしが落ちるんよ」
とおじさんは自信満々に言ったが
孵ったおたまじゃくしが落ちる水はどこにもないし
小さい頃から「蛍の卵」と教えられていた私は
一応否定してみた

そしたら
「蛍の卵はこんなんちゃうで　山の中に仕事しにきてるんやったらもうちょっと勉強して下さい」
と言われてしまった

今では仕事でここに来ているが
この環境で生まれ育ったわけで
なんだか腑に落ちなかったが、おじさんと卵の話で
言い合う気にもなれなかった

おじさんが最後に嫌みを言ったのは
女の子たちの手前、買いたくもないシフォンケーキを買ったので
店員の私にその憂さを晴らしたのか…

たまにクローバーの中に入られる方がいますが
これからの季節、畑の中にはヘビ（中には毒を持ったもの）もいるので小道以外は入らないようにご注意くださいね。
一応生まれ育った場所なので、少しは知っているつもりです

×ぴかぴか

サンタロと私たちは呼んでいる。
皮が酸っぱくて果肉が甘い。
桃の収穫前に穫れる果物。

この後にはソルダムと呼ばれる
皮が青くて果肉が真っ赤な果物もお目見え。

桃が終わる夏まで大忙しの我が家（実家）の畑。

×太陽と大地の子

不細工な野菜。
でも愛情と栄養はたっぷり。
さらに愛情を込めて料理したら
一体どうなるんだ？？